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ロリポップの料金。月55円の差で付くもの

ロリポップはスタンダードが月605円、ハイスピードが月660円です。差は55円ですが、自動バックアップ・独自ドメイン永久無料・表示の仕組み・サポートの速さが変わります。プランごとの機能差と、9種類の作り方の中での位置を整理します。

ロリポップの料金。月55円の差で付くもの(記事のアイキャッチ)

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ロリポップは、サーバーを借りて自分で WordPress を動かすときの選択肢のひとつです。GMO ペパボ株式会社が提供しています。

この記事では、公式の料金ページに書かれている条件に加えて、プランの間で何が変わるのかエラツクが9種類の構築方法を同じ物差しで採点した結果を出します。ロリポップは、料金ページに機能の比較表を細かく出しており、月55円の差でかなりのものが変わります。 そこを見ないでプランを選ぶとあとから足せないものを取り逃がします。

金額は、2026年8月4日時点のものです。料金は、改定されることがあるため、契約の前に公式の料金ページをご確認ください。

一番安いプランでは WordPress を動かせない

料金表で最も安いのは月121円のエコノミーですが、このプランは、WordPress に対応していません。 機能比較表の「簡単インストール WordPress」の欄がエコノミーだけ「-」で、データベースの MySQL8 も「-」です。簡単引っ越しの WordPress も同じく「-」になっています。

WordPress を動かす前提なら出発点は、月330円のライトです。 エラツクの比較ではエコノミーを載せていません。「月121円で WordPress のサイトが作れる」という比較にしてしまうと契約したあとで作れないことが分かるためです。

月605円と660円の間にいちばん大きな段差がある

WordPress を動かせる4つのプランのうち、スタンダードとハイスピードの差は月55円です。ところが、この55円で次のものが変わります。

スタンダード(605円)ハイスピード(660円)
自動バックアップなし無料(復元データの提供も無料)
ドメインずっと無料対象外独自ドメイン2個が対象
Web サーバーNginx + ApacheNginx + LiteSpeed
LiteSpeed Cacheなしあり
メールサポートの返信48時間以内24時間以内
SSD 容量450GB700GB

自動バックアップの有無が最も効きます。 WordPress は、本体・テーマ・プラグインの更新で動かなくなることがあり、バックアップはそのときに戻すための仕組みです。ライトとスタンダードは「-」で、ハイスピード以上だけが無料で使えます。

独自ドメインが2個ずっと無料になるのもハイスピードからです。 ドメインの費用は、年単位でかかり続けるので、55円の差より大きくなることがあります。3年の総額でどう変わるかは、料金シミュレーションで確かめられます。

表示の仕組みも変わります。ライトとスタンダードは、Nginx と Apache の組み合わせ、ハイスピード以上は、LiteSpeed で、LiteSpeed Cache も使えます。PHP の動かし方も「CGI版/モジュール版」から「LiteSpeed版」に変わります。

契約期間で月額が変わる

料金表は、契約期間ごとに金額が並ぶ形です。

契約期間ライトスタンダードハイスピードエンタープライズ
1か月605円1,265円1,430円2,860円
3か月572円1,210円1,320円2,860円
6か月550円1,122円1,210円2,640円
12か月539円957円1,045円2,585円
24か月462円770円990円2,475円
36か月330円605円660円2,420円

ハイスピードは、1か月契約なら1,430円、36か月契約なら660円で、2倍以上の差があります。初期費用は、どのプランも0円です。

税の扱いは、料金ページに書かれていません。 エラツクでは税込・税別のいずれとも断定していません。表示価格を税込と決めつけて比べると税込を明記している会社と噛み合わなくなります。

無料お試し期間は、全プラン10日間で、「お試し期間中・契約済み問わず、無料期間10日間は一律にご提供させていただきます」と注記されています。

プランで変わるもの

料金ページの機能比較表から判断に効くところを並べます。

確かめることライトスタンダードハイスピードエンタープライズ
SSD 容量350GB450GB700GB1.2TB
独自ドメインの数200300無制限無制限
MySQL850100無制限無制限
自動バックアップなしなし無料無料
電話サポートなしありありあり
SSHなしありありあり
cron5(5分間隔)10(1分間隔)10(1分間隔)10(1分間隔)

転送量は、どのプランも無制限です。サーバー監視は、全プランで24時間の有人監視、Web 改ざん通知も全プラン無料と書かれています。

電話サポートが付くのはスタンダードからです。 ライトは、メールとチャットのみで、メールの返信は、48時間以内と書かれています。

WordPress という構築方法が9種類の中でどこに位置するか

エラツクは、WordPress から制作会社への依頼まで9種類の構築方法を同じ5段階で採点しています。サーバー各社ではなく**「レンタルサーバーで WordPress を動かす」という構築方法**に対する評価です。

評価する軸5段階
機能の拡張・外部連携5
公開後の更新のしやすさ4
デザインの自由度4
ネット販売への対応3
保守の手間の少なさ2

保守の手間が9種類で最も重い部類です。自動バックアップは、この重さを部分的に埋める仕組みなので、ライトとスタンダードで対象外になることは、月額の差以上の意味を持ちます。判断の詳細は、構築方法の比較にあります。

できることとできないこと

機能対応
ブログ・お知らせ標準機能
問い合わせフォームプラグインで追加
商品の販売・決済プラグインで追加
予約受付プラグインで追加
会員機能プラグインで追加
多言語対応プラグインで追加

ロリポップは、WordPress のほかに baserCMS と EC-CUBE の簡単インストールにも対応しています。EC-CUBE は、ライト以上です。

必要な機能が決まっていて、更新の手間を持ちたくないならノーコードツールの比較と見比べてください。

契約してから戻せるか

  • 10日間の無料お試しがあります。 契約済みでも一律に提供されると注記されています
  • 契約期間を短くも長くも選べます。 1か月から36か月まで6段階あり、短い期間から始められます
  • 上のプランへ移せます。 料金ページに上位プランへの変更が案内されています
  • 作ったサイトは、持ち出せます。 WordPress 自体にエクスポート機能があり、どのサーバーで動かしていても同じです

持ち出しやすさの構築方法ごとの違いはサイトの乗り換えでデータを持ち出せるかにまとめています。

こういう場合に向く

  • 1か月単位で始めたい場合。 契約期間が6段階あり、1か月から選べます
  • バックアップとドメイン無料を両方欲しい場合。 ハイスピードの月660円で、どちらも付きます
  • 転送量を気にしたくない場合。 全プランで無制限と書かれています
  • 電話でも相談したい場合。 スタンダード以上に電話サポートが付きます
ロリポップを検討する料金と条件は、改定されることがあります。申し込む前に公式サイトでご確認ください。ロリポップの公式サイトを見る

別のサービスも検討したほうがよい条件

  • 税込の金額で比べたい場合。 料金ページに税の扱いが書かれていません。税込を明記している会社もあります
  • 月605円以下でバックアップが欲しい場合。 ライトとスタンダードは、対象外です。レンタルサーバーの比較で他社の条件を確かめてください
  • 最安のプランで WordPress を動かしたい場合。 エコノミーは、WordPress に対応していません
  • サーバーとソフトウェアの更新を自分でやりたくない場合。 これは、会社ではなく構築方法の問題です。保守の手間の少なさは、5段階の2です

判断のしかた

同じ条件で7社を並べたものは、レンタルサーバーの比較にあります。月額だけでなく、税の扱い・契約期間・バックアップの有無まで含めて比べてください。

3年間でいくらになるかは料金シミュレーションで試算できます。独自ドメインが無料になるプランかどうかで、総額はかなり変わります。

そもそも WordPress で作るのが合うかどうかは、更新体制と必要な機能で変わります。無料の診断は、9つの質問からこれをまとめて採点し、WordPress を含む9種類の構築方法を上の5軸で並べます。順位は、回答と各社の公開情報だけから決めており、紹介料の有無は、影響しません。

次に確かめることレンタルサーバーの比較では、7社のプランを月額・容量・契約期間の条件まで含めて並べています。