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エックスサーバーは、サーバーを借りて自分で WordPress を動かすときの選択肢のひとつです。エックスサーバー株式会社が提供しています。
この記事では、公式の料金ページに書かれている条件に加えて、表示されている金額がどういう条件で成り立つのかとエラツクが9種類の構築方法を同じ物差しで採点した結果を出します。エックスサーバーの料金表には、契約時に払う月額とキャッシュバック後の「実質」の金額が並ぶので、「実質495円」だけを見ると契約時の負担と合いません。
金額は、2026年9月10日時点のものです。料金は、改定されることがあるため、契約の前に公式の料金ページをご確認ください。
月額は、契約期間で変わる
料金表は、契約期間ごとに金額が並ぶ形です。スタンダードプランの場合は、次のとおりです。表示価格は、すべて税込です。
| 契約期間 | 月額 | 料金表の「実質」 |
|---|---|---|
| 3か月 | 1,320円 | 表示なし |
| 6か月 | 1,210円 | 表示なし |
| 12か月 | 1,100円 | 550円 |
| 24か月 | 1,045円 | 522円 |
| 36か月 | 990円 | 495円 |
3か月契約の1,320円と36か月契約の990円では330円の差があります。 どちらもスタンダードプランで、使える機能は同じです。
右の列は、「2026/9/7 17:00 - 2026/10/5 17:00」のキャンペーンで利用料金の半額がキャッシュバックされたあとの換算です。契約するときに払うのは左の列の金額です。 「月額料金」は、契約期間分の料金を1か月あたりに換算した金額で、支払いは、一括前払いだと料金表に注記されています。キャッシュバックを受け取る条件と時期は、料金ページに書かれていません。
「実質」の表示があるのは12か月以上だけで、3か月と6か月の行には並んでいません。エラツクの料金比較と試算は、契約時に払う金額を使います。受け取る条件が分からない金額を3年分の試算に使うと公式ページが言っていない金額を見せることになるためです。
支払いは契約期間分の一括前払いです。36か月契約なら990円 x 36か月ぶんを最初にまとめて払う形になります。月額の安さと初期の負担は、別に見る必要があります。
独自ドメインの永久無料は、契約期間とプランで条件が変わる
エックスサーバーには、契約している間ずっと独自ドメインが無料になる特典があります。この条件が料金表とは別のところに小さく書かれています。
「新規ご契約の場合、スタンダードプランは12ヶ月のご契約で1つ無料、24ヶ月以上のご契約で2つ無料。プレミアム・ビジネスプランはすべてのご契約で2つ無料となります。スタンダードプランで12ヶ月未満のご契約は、特典付与対象外です」
まとめると次のようになります。
| プラン | 契約期間 | 無料になるドメイン |
|---|---|---|
| スタンダード | 12か月未満 | 対象外 |
| スタンダード | 12か月 | 1つ |
| スタンダード | 24か月以上 | 2つ |
| プレミアム・ビジネス | すべて | 2つ |
スタンダードを3か月や6か月で契約すると「実質」の表示もドメイン特典もありません。 月額が最も高く、特典が最も少ない組み合わせになります。
対象になるドメインは .com / .net / .org / .info / .biz / .xyz / .link / .click / .blog / .online / .site の11種類で、2つ目は .blog / .site / .online から選ぶと書かれています。.jp はプレミアム以上、.co.jp はビジネスのみです。
ドメインの費用は、年単位でかかり続けるので、この特典は、3年の総額に効いてきます。料金シミュレーションは、ドメイン代を含めて試算します。
プランで変わるもの
3つのプランの差は、容量のほかに次のところにあります。
| スタンダード | プレミアム | ビジネス | |
|---|---|---|---|
| 月額(36か月) | 990円 | 1,980円 | 3,960円 |
| NVMe 容量 | 500GB | 600GB | 700GB |
| 有料 WordPress テーマ無料特典 | なし | あり | あり |
| 管理者ユーザー設定 | なし | なし | あり |
| 設定おまかせサポート | 有料 | 有料 | 無料 |
「管理者ユーザー設定」があるのはビジネスだけです。サーバーの管理を複数人で分担するなら見るべき金額は、スタンダードの990円ではなくビジネスの3,960円になります。
有料 WordPress テーマの特典は、「通常料金9,900円/年の『Xwrite』が0円」と書かれています。プレミアムとビジネスが対象です。
初期費用は、全プラン0円です。
WordPress という構築方法が9種類の中でどこに位置するか
エラツクは、WordPress から制作会社への依頼まで9種類の構築方法を同じ5段階で採点しています。サーバー各社ではなく**「レンタルサーバーで WordPress を動かす」という構築方法**に対する評価です。
| 評価する軸 | 5段階 |
|---|---|
| 機能の拡張・外部連携 | 5 |
| 公開後の更新のしやすさ | 4 |
| デザインの自由度 | 4 |
| ネット販売への対応 | 3 |
| 保守の手間の少なさ | 2 |
拡張性が9種類で最も高く、保守の手間が最も重いという形です。サーバーを速いものにしても WordPress 本体・テーマ・プラグインの更新が自分の側に残る点は、変わりません。判断の詳細は、構築方法の比較にあります。
できることとできないこと
| 機能 | 対応 |
|---|---|
| ブログ・お知らせ | 標準機能 |
| 問い合わせフォーム | プラグインで追加 |
| 商品の販売・決済 | プラグインで追加 |
| 予約受付 | プラグインで追加 |
| 会員機能 | プラグインで追加 |
| 多言語対応 | プラグインで追加 |
必要な機能が決まっていて、更新の手間を持ちたくないならノーコードツールの比較と見比べてください。標準機能として提供され、更新の心配が要らないものもあります。
契約してから戻せるか
- 全プランに10日間の無料お試しが付きます。 申し込む前に管理画面を触れます
- 支払い方法が多いです。クレジットカード・銀行振込・ペイジー・あと払い(ペイディ)・コンビニ払い・プリペイド決済が使えると書かれています
- 一括前払いなので、期間の途中で減額はできません。 36か月を選ぶ前に、3年間そのサイトを続けるかを考える必要があります
- 作ったサイトは、持ち出せます。 WordPress 自体にエクスポート機能があり、どのサーバーで動かしていても同じです
持ち出しやすさの構築方法ごとの違いはサイトの乗り換えでデータを持ち出せるかにまとめています。
こういう場合に向く
- 3年続ける前提で初期にまとめて払える場合。 36か月契約が最も安く、ドメイン特典も2つ付きます
- 独自ドメインの費用を抑えたい場合。 契約中ずっと無料になる特典があります
- サポートの窓口を複数使いたい場合。 電話(平日10時〜18時)・メール(24時間365日受付)・チャット(平日10時〜18時)が用意されています
- 税込の金額で比べたい場合。 表示価格は、すべて税込と明記されています
別のサービスも検討したほうがよい条件
- 短い期間で試したい場合。 3か月契約は、月1,320円で、「実質」の表示もドメイン特典もありません。レンタルサーバーの比較に短期でも条件の変わらない会社があります
- 一括前払いを避けたい場合。 毎月払いの記載がありません
- 管理を複数人で分担する場合。 管理者ユーザー設定は、ビジネスだけなので、月3,960円からになります
- サーバーとソフトウェアの更新を自分でやりたくない場合。 これは、会社ではなく構築方法の問題です。保守の手間の少なさは、5段階の2です
判断のしかた
同じ条件で7社を並べたものは、レンタルサーバーの比較にあります。表示されている月額だけで比べると契約期間もキャンペーンの有無も違うものを同じ土俵に載せることになります。 比較ページは、それぞれの条件を並べて出します。
3年間でいくらになるかは料金シミュレーションで試算できます。キャッシュバック後の「実質」の金額ではなく、契約時に払う金額で計算します。
そもそも WordPress で作るのが合うかどうかは、更新体制と必要な機能で変わります。無料の診断は、9つの質問からこれをまとめて採点し、WordPress を含む9種類の構築方法を上の5軸で並べます。順位は、回答と各社の公開情報だけから決めており、紹介料の有無は、影響しません。