サービス紹介

ジンドゥーの料金。AI ビルダーとクリエイターの違い

ジンドゥーは管理画面だけでサイトを作れるノーコードツールで、「AI ビルダー」と「クリエイター」の2つがあります。何ができて何ができないか、9種類の作り方の中でどこに位置するかを、公開情報とエラツクの評価から整理します。

ジンドゥーの料金。AI ビルダーとクリエイターの違い(記事のアイキャッチ)

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ジンドゥーは、サーバーの契約もソフトの更新もせずに管理画面だけでサイトを作って公開できるサービスです。日本では KDDI ウェブコミュニケーションズが提供しています。

この記事では、公式の料金ページに書かれている条件に加えて、エラツクが9種類の構築方法を同じ物差しで採点した結果を出します。公式ページは、自社の得意なところを説明しますが、「ほかの構築方法と比べてどこに強く、どこが届かないか」は、書きません。そこを埋めるのがこの記事です。

金額は、2026年8月6日時点のものです。料金は、改定されることがあるため、契約の前にAI ビルダーの料金ページクリエイターの料金ページをご確認ください。

サービスが2つある。まずどちらかを決める

ジンドゥーには「AI ビルダー」と「クリエイター」があり、料金ページもプラン名も使える機能も別々です。「ジンドゥーの料金」を調べると片方だけが出てくることがあるので、金額を比べる前にどちらの話かを確かめてください。

実際にサイトを作り始めると最初にこの二択が出ます。

サイトを作り始めると最初に出る二択。左が「ジンドゥー AI ビルダー 専門知識は不要!簡単にホームページを作成」、右が「ジンドゥークリエイター HTML/CSS編集でカスタマイズ可能」。ジンドゥーの管理画面より2026年8月7日に撮影

AI ビルダーの「AI」は何をするのか

名前だけでは何が自動なのか分かりません。実際に無料プランでサイトを1つ作って確かめました。(2026年8月7日)

結論から書きます。9つの質問に答えると本文と写真の入ったサイトが出てきます。 雛形を渡されて自分で埋めるのではなく、そのまま公開できる状態で出てきます。

最初の質問はこれです。「個人が運営しているのか、組織が運営しているのか教えてください。それに合わせて言語、デザイン、機能を調整します」と書かれています。

作成アシスタントの1問目。「このホームページの所有者はどなたでしょうか?」と聞かれ、「個人」と「団体」から選ぶ。ジンドゥーの管理画面より2026年8月7日に撮影

聞かれたのは次の9問でした。答えるまで次へ進めません。

#質問答え方
1ホームページの所有者はどなたか個人 / 団体
2ホームページの目的「趣味」から「確立されたビジネス」までのスライダー
3ホームページの名前自由入力(半角英数字のみ)
4達成したい目標最大3つまで選択
5提供する商品は自社製かセルフメイド / 第三者による製造
6どこで提供しているか実店舗 / イベント / SNS など
7届ける地域同じ地域 / 国内 / 海外など
8提供方法店舗受け取り / 個人配送 / 通常配送
9ホームページの内容写真つきのカテゴリから1つ

5から8は、目標に「ネットショップ」を選んだから出た質問です。選ばなければ聞かれません。前の答えで後の質問と選択肢が変わります。

目標は最大3つまで選びます。ここで選んだものが、あとで提案されるページと機能を決めます。

「ホームページで達成したい目標は?」の画面。商品を宣伝する・何かを発表する・作品を公開する・問い合わせを受け付ける・オンライン予約・ネットショップ の6つから最大3つを選ぶ。ジンドゥーの管理画面より2026年8月7日に撮影

内容に「カフェ・ベーカリー」を選んだところ、次のものが自動で入りました。

  • 見出し「新鮮な地元食材を使用」
  • 本文「私たちは質の良い新鮮な材料にこだわり、できる限りの食材を地元の農家や生産者から仕入れ、調理しています。素材の違いをどうぞご堪能ください。」
  • コーヒーの写真が複数
  • ボタン「詳しく見る」

ページ構成も提案されました。喫茶店で予約と問い合わせを選んだ結果、予約・お問い合わせ・メニューの3ページが最初から選択済みで出ます。「最大3ページまで選べます。あとで追加も可能です」と書かれています。

「必要なページを選びましょう」の画面。「あなたにピッタリ」として予約・お問い合わせ・メニューの3つが選択済みで並び、その下にギャラリー・チーム・お知らせ・採用情報・イベントが候補として出ている。ジンドゥーの管理画面より2026年8月7日に撮影

最後に、本文と写真の入ったレイアウト案が出ます。ここまでで入力したのは9問の答えだけです。

「ホームページのレイアウトを選択」の画面。2案とも「新鮮な地元食材を使用」という見出しと本文、写真が入った状態で並んでいる。ジンドゥーの管理画面より2026年8月7日に撮影

つまり、AI がやるのは業種と目的から「ページの構成・本文・写真」を決めることです。 出てきたものは自分で書き換えられます。

一方のクリエイターは、ドラッグ&ドロップで自分でレイアウトを組む作りです。公式は「AI ビルダーとの大きな違いは、コーディングができる点です」と説明しています。

出てきたのはこういうサイト

9問に答えて、デザインのスタイルと色を選んだだけで、ここまでできました。文章も写真もこちらでは1文字も入れていません。

完成したサイトの編集画面。左に「ホームページ編集・デザイン・ナビゲーション・独自ドメイン・SEO・設定」のメニュー、右にサイトが表示されている。サイトにはホーム・予約・お問い合わせ・メニューのナビゲーションとコーヒーの写真を背景にした「新鮮な地元食材を使用」の見出しが入っている。ジンドゥーの管理画面より2026年8月7日に撮影

ナビゲーションは、さきほど選んだ「予約・お問い合わせ・メニュー」がそのまま並んでいます。ここから先は、この文章と写真を自分の店のものに差し替えていく作業になります。

なお、作っただけでは公開されません。 サブドメインのアドレスを開いても「Not Found」が返ります。公開のボタンを押して初めて外から見えるようになります。

かかった時間と向いている人

今回、画面を1枚ずつ記録しながら通して7分ほどでした。公式は「情報を瞬時に取り込み、3分でホームページを作成できる」と説明しており、迷わず選んでいけばそれに近い時間で形になります。

ただし、7分でできるのは「形」までです。 出てきた文章は「私たちは質の良い新鮮な材料にこだわり…」という一般的なもので、自分の店の説明ではありません。写真も用意されたものです。公開できる状態にするには、ここから文章と写真を差し替える時間が別にかかります。

実際に触ってみて、次のような人なら迷わず進められると感じました。

  • 完成イメージが決まっていない人。 白紙から考えるのではなく、出てきたものを直す形なので、何から始めるか悩みません
  • 写真がすでにある人。 差し替える素材が手元にあればその日のうちに形になります
  • 言い換えて探せる人。 業種もトピックも候補から選ぶ形で、「カフェ」のような一般的な語で出ないことがあります

逆に、次の場合は別の方法を検討したほうがよいかもしれません。

  • レイアウトを細かく決めたい人。 選べるのはスタイルと色の組み合わせで、要素の位置を自由に動かす作りではありません。クリエイターか、STUDIO のようにレイアウトを直接組めるツールが候補になります
  • 日本語の店名をアドレスに使いたい人。 サイト名は半角英数字のみです

触って分かった、公式ページに書かれていないこと

自分の業種が候補に出ないことがあります。 「カフェ」で検索してもドッグカフェ・コスプレカフェなどしか出ず、「喫茶店」と入れて初めて「コーヒーショップ・喫茶店」が出ました。内容のカテゴリも初期表示の6つに飲食業が無く、「レストラン」で検索して「カフェ・ベーカリー」が出ています。言い換えて探す必要があります。

業種の検索欄に「カフェ」と入れた結果。候補はドッグカフェ・コスプレカフェ・チョコレート カフェ・インターネット カフェ の4つで、一般的なカフェが出ていない。ジンドゥーの管理画面より2026年8月7日に撮影

ほかにも公式ページに書かれていない条件がありました。

  • サイトの名前は半角英数字しか入りません。 「例:「KDDIウェブコミュニケーションズ」→「KDDI-web」と入力」と案内されます。日本語の店名をそのまま入れられず、この名前がサブドメインにも使われます
  • 入れた名前で地図上の店舗を探してきます。 名前を入れた次の画面で「この掲載情報はあなたのものですか?」と聞かれ、Google マップに登録されている同名の店舗が候補として、並びました。自分の店なら選ぶと住所などが自動で入ります。同名の別の店が並ぶので、選ぶときは住所を確かめてください
  • 完成の直前に独自ドメインの販売画面が入ります。 そこに「ドメインは初回契約期間中、無料でご利用いただけます。料金は契約更新時から発生します」と書かれていました。この条件は、料金ページにありません。無料で続けるには、有料プランの案内の下にある「まずは無料ではじめる」を選びます

選び直すには作り直しになる

契約の前に最も知っておくべき条件がこれです。 2つのサービスには互換性が無くサイトの内容を移したり複製したりはできないと公式に書かれています。AI ビルダーはアカウント間の移動もできません。

この注記は、料金ページには載っていません。 途中で「やっぱりブログが要る」「コードを触りたい」となったとき、作り直しになります。だから最初の選択が効いてきます。

2つの機能比較表を突き合わせると次の違いがあります。片方の表にしかない項目を並べたものです。

AI ビルダークリエイター
公開できるページ数5・10・50ページと明記記載なし
ネットショップ項目なし全プランに機能表あり
コードのカスタマイズ項目なし全プランで「含む」
外部ウィジェット項目なし全プランで「含む」
ブログ項目なし全プランで「含む」
パスワード保護領域項目なしプランによる
Google 広告Start 以上項目なし
Brand MonitoringStart 以上項目なし

片方の表に項目が無いことは、「できない」という意味ではありません。 料金ページに載っていないだけの可能性があります。ただし、契約前に確かめられるのは書かれていることだけなので、この表は、「どちらのページに何が明記されているか」として、読んでください。

決め方の目安は、次のとおりです。あとから移れないので、ここで決め切ります。

  • 今すぐ形にしたい、素材が SNS にあるなら AI ビルダー。 質問に答えると構成ができ、SNS から画像と情報を取り込めます
  • ブログを書く、商品を売る、コードを触るならクリエイター。 どれも AI ビルダーの表には項目がありません
  • 公開するページ数を先に確かめたいなら AI ビルダー。 プランごとに数が明記されている数少ないサービスです
  • 容量が要るならクリエイター。 Business 以上が500 GB で、AI ビルダーの最大50 GB とは桁が違います

9種類の構築方法の中でどこに位置するか

エラツクは、WordPress から制作会社への依頼まで9種類の構築方法を同じ5段階で採点しています。段階の意味は先に決めてあり、サービスごとに基準を変えていません。 ジンドゥーの評価は次のとおりです。

評価する軸5段階そう判断した理由
公開後の更新のしやすさ5編集画面から直接書き換えて公開できます。サーバーの操作は要りません
保守の手間の少なさ5サーバーとソフトウェアの更新はジンドゥー側が行います
デザインの自由度3クリエイターの全プランに「コードのカスタマイズ」と「HTML 5対応」がありますが、どこまで直接書けるかは料金ページに書かれていません
機能の拡張・外部連携3クリエイターの全プランに「外部ウィジェット」があります。アプリを追加する仕組みの記載はありません
ネット販売への対応3クリエイターに販売機能がありますが、商品数に上限があり(Free は5、Pro は15)、在庫や注文管理の記載はありません

更新と保守が最も高く、自由度と拡張性が中ほどという形です。これは、「作ったあとに自分で手を入れ続けたい人」より「作って公開したら、あとは、文章と写真を差し替えるだけにしたい人」に向く配置です。

同じ物差しで9種類を並べたものは構築方法の比較にあります。5段階が何を意味するかの定義もそこに出しています。

できることとできないこと

診断で使っている6つの機能について、ジンドゥーがどう対応するかを整理したものです。

機能対応
ブログ・お知らせ標準機能
問い合わせフォーム標準機能
商品の販売・決済標準機能(クリエイター)
予約受付作り込みが必要
会員機能作り込みが必要
多言語対応作り込みが必要

予約と会員機能が「作り込みが必要」なのは専用の機能が用意されていないためです。予約を受けたいならこの段階でジンドゥーは候補から外れます。 予約を標準で持つのはペライチのビジネスプラン以上なので、ノーコードツールの比較で確かめてください。

AI ビルダーの料金プラン

価格はすべて消費税10%込みで、月額換算の表示価格は12か月契約時のものだと書かれています。

プラン月額(税込)公開できるページ数サーバー容量
Free0円5ページ5 GB
Start1,290円10ページ30 GB
Grow2,070円50ページ50 GB

Grow については、契約期間を1か月・12か月・24か月から選べると書かれています。

クリエイターの料金プラン

こちらの料金ページには税の扱いが書かれていないため、エラツクでは税込・税別のいずれとも断定していません。ページ数の上限も書かれていません。

プラン月額サーバー容量
Free0円5 GB
Pro1,560円30 GB
Business3,380円500 GB
SEO PLUS5,525円500 GB
Platinum6,925円500 GB

いずれも「月額換算」と書かれていますが、どの契約期間での換算かはページに明記されていません。 よくある質問には、Pro と Business の契約期間を1年(12か月)と2年(24か月)から選べること、契約期間分が一括請求になることが書かれています。

このページには「2026年3月18日より価格改定を実施いたしました」という告知も出ています。

無料プランでは独自ドメインを使えない

どちらのサービスでも Free プランはサブドメインでの公開に限られます。AI ビルダーは ○○○.jimdosite.com、クリエイターは ○○○.jimdofree.com です。クリエイターの機能比較表では、ドメイン接続と独自ドメインが Free だけ「除く」と示されています。

さらに、広告の非表示は有料プランの機能として案内されています。クリエイターの比較表では「広告なし」が Free だけ「除く」です。会社や店舗のサイトとして、名刺やチラシに載せるなら実質的な出発点は有料プランになります。

エラツクの料金シミュレーションは、この理由から「独自ドメインで公開できる最も安いプラン」を起点にしています。独自ドメインの費用を含めて3年でいくらになるかもそこで試算できます。無料プランで作れる範囲は、ホームページは無料でどこまで作れるかで他社と並べています。

契約してから戻せるか

  • AI ビルダーとクリエイターの間で移れません。 上に書いたとおり、互換性が無くコンテンツの移動も複製もできません
  • 14日以内のキャンセルができるのは個人利用の場合です。 法人と事業者は対象外だと書かれています
  • 契約期間分が一括で請求されます。 支払いはクレジットカード(VISA・MasterCard・American Express)です
  • クリエイターの上位2プラン(SEO PLUS と Platinum)については、よくある質問に契約期間の記載がありません

作ったサイトを別のサービスへ持ち出せるかは、エラツクでは確かめられていません。公式ヘルプの該当ページがボット対策で読めず、内容を引用できませんでした。読めないことを「持ち出せない」とは書きません。 移る可能性があるなら契約前に問い合わせて確かめてください。構築方法ごとの違いは、サイトの乗り換えでデータを持ち出せるかにまとめています。

こういう場合に向く

  • 公開したあとは、文章と写真の差し替えが中心になるサイト。 更新のしやすさと保守の手間の少なさが9種類の中で最も高い部類です
  • 公開するページ数を先に決めておきたいサイト。 AI ビルダーは、プランごとにページ数が明記されています
  • 案内サイトに商品の販売も足したいサイト。 クリエイターなら同じサービスの中で扱えます
Jimdoを検討する料金と条件は、改定されることがあります。申し込む前に公式サイトでご確認ください。Jimdoの公式サイトを見る

別のサービスも検討したほうがよい条件

  • 予約を受けたい場合。 標準の機能がありません。ペライチのビジネスプラン以上が候補になります
  • 無料のまま独自ドメインで公開したい場合。 どちらのサービスでもできません。これは、ノーコードツールに共通する制約です
  • 法人でキャンセルの猶予を見込む場合。 14日以内のキャンセルは、個人利用が対象です
  • 商品数の多いネットショップにする場合。 クリエイターの Free は、5、Pro は、15までです。専業のサービスとは手数料の形も違うので、ネットショップの手数料比較で確かめてください
  • デザインを細部まで作り込みたい場合。 デザインの自由度は5段階の3です。同じノーコードでも STUDIO は、5で、HTML と CSS を直接書けます

判断のしかた

ジンドゥーの料金を同じ用途のツールと並べたものはノーコードツールの比較にあります。8つのプランを公開できるページ数と税の表記まで含めて比べられます。

3年間でいくらになるかは、料金シミュレーションで試算できます。公式ページが出しているのは月額だけなので、独自ドメインの費用を含めた総額は、ここで確かめてください。

そもそもノーコードで作るのが合うかどうかは、目的と更新体制で変わります。無料の診断は、9つの質問からこれをまとめて採点し、ジンドゥーを含む9種類の構築方法を上の5軸で並べます。順位は、回答と各社の公開情報だけから決めており、紹介料の有無は影響しません。

次に確かめることノーコードツールの比較では、STUDIO・Wix・ペライチ・ジンドゥーの4つを公開できるページ数と月額で並べています。