文章や写真を用意して、ページを作る時間を取れるなら自作を検討できます。初めての方には、コードを書かずに画面の操作でページを作れる「サイト作成サービス」が選択肢になります。Studio やジンドゥーなどがその例です。

制作する時間がない方や、何を載せるかから相談したい方は、制作会社や個人の制作者への依頼を検討してください。これを外注といいます。店や小さな会社のサイトを初めて用意する方に向けて、費用と作業の違いから選ぶ条件を整理します。

本文の料金は、2026年10月15日に各サービスの公式ページで確認しました。

自作と外注を選ぶ条件

自分の状況検討する方法
店舗情報や会社案内が中心。文章と写真を用意でき、操作を覚えて作る時間も取れるサイト作成サービスで自作
何をどんな順序で載せるか決められない。原稿や写真の準備にも助けが必要内容の整理・原稿作成・撮影を含めて依頼
開業や採用開始に合わせたいが、制作する時間や担当者がいない希望の公開日に対応できる依頼先を探す
予約内容を自社の顧客管理ソフトにも自動で記録するなど、業務に合わせた仕組みが必要必要な機能に対応できる依頼先へ相談
最初のデザインや制作は任せたいが、お知らせや営業時間は自分で直したい制作だけ外注し、日々の更新は自分で担当

外注する範囲は、任せたい仕事ごとに決められます。文章や写真の準備だけが難しいなら、原稿作成や撮影を依頼し、ページは自分で作る分担も相談できます。

予約やネット販売が必要でも、それだけで外注が必要とは決まりません。予約サービスやネットショップ作成サービスで受け付け用のページを作り、自作したサイトからリンクする方法もあります。予約日時の選択や事前の支払いなど、必要な機能があるかを各サービスの公式ページで確認します。判断できない場合は、やりたいことをそのサービスの窓口へ伝えて確認してください。

「制作費を抑えたいけれど作る時間もない」ときは、掲載ページや制作内容があらかじめ決まった定型プランを探す方法があります。予算に収まらなければ、事業の説明・料金・連絡先などを先に載せ、詳しい事例紹介は後から追加する分担を依頼先へ相談します。自作へ切り替えるなら、公開までに制作時間を確保できる人を決めてください。

外注する場合も、希望日に対応できるかは確認が必要です。文章や写真を渡す日、出来上がったページを自分が確認して返答する日、公開日を依頼先とすり合わせます。

自作と外注で変わる費用

自作では、サイト作成サービスの利用料などが主な費用になります。自分でサーバーを借りる方法もあります。サーバーは、サイトのデータを保管して閲覧者へ届けるコンピューターです。外注では、こうした利用料に加えて、原稿作成・デザイン・ページ制作などを任せる費用がかかります。

次は、公式に公開されている料金の例です。サービスの利用料と制作を任せる料金では、含まれる仕事が違います。

自作する場合のサービス利用料の例

サイト作成サービス Studio の Personal プランは、年払い時の月額換算が1,190円、月払いが1,720円です。制作は利用者自身が行い、150ページまで公開できます。税の扱いは、料金ページに記載されていません。Studio 公式の料金ページで、支払い条件と機能を確認できます。

年払いでは、月額換算の12か月分を年単位で支払います。有料契約後の返金はなく、年払いから月払いへ直接変更することもできません。同じ料金ページの支払いに関する説明も確認してください。

Personal は、ビジネス用途でも利用できるとStudio 公式のプラン案内に明記されています。必要な機能がこのプランに含まれるかを確認して選びます。

制作代行・原稿作成・撮影を頼む費用は、このサービス利用料とは別です。自分専用のサイトの住所である独自ドメインを契約する場合は、その取得と契約を継続する費用も考えます。有料のデザイン素材を買う場合は、その費用も加わります。

制作を依頼する定型プランの例

あきばれHPの「初めてパック」は、初期費用が54,780円(税込)から、月額が6,490円(税込)です。月額にはサーバーの管理と電話による操作サポートが含まれます。あきばれHP公式の料金案内で、対象のパックと含まれる仕事を確認できます。

納品される14ページの内訳は、すぐに公開できる5ページと利用者が文章や写真を入れて完成させる9ページのひな形です。公式の納品内容で、依頼先と利用者の分担を確認できます。

公開できる5ページの原稿は、依頼先が作成します。利用者は、依頼先からの質問に答えて、掲載する情報を伝えます。公式の制作案内で、その進め方を確認できます。公開後の文章や写真の差し替えは、提供される編集画面で自分が行います。更新も代行してほしい場合は、対応と費用を別に確認してください。

この金額は、制作内容が決まった特定のパックの料金です。希望に合わせて内容やデザインを一から設計してもらう場合の費用は、この例からは分かりません。作るページ、必要な機能、原稿・写真の担当を伝えて見積もりを取ります。

費用を比較するときに揃える条件

自作の利用料と外注の見積もりを比べるときは、作るページ・機能・利用期間を揃えます。自作で自分が用意する原稿や写真を外注では誰が用意するかも確認してください。

  • 最初に払う制作費とその金額に含まれる修正の範囲
  • 月額・年額の利用料と独自ドメインなどの別料金
  • お知らせの追加や料金の変更を頼む場合の費用
  • 契約終了時の費用とサイト・独自ドメインを引き継げる条件

サイト作成サービスのプラン同士は、料金シミュレーションで利用年数やドメインの条件を揃えて比較できます。外注の見積もりにサービス利用料が含まれている場合は、総額を計算するときに同じ利用料を別に足さないようにしてください。

自作で必要な作業と選べる方法

どの方法で自作する場合も、掲載内容の整理、原稿と写真の準備、ページ制作、公開前の表示確認が必要です。公開後は、営業時間や料金などの変更を反映し、問い合わせに対応します。

制作時間を考えるときは、作るページごとに原稿や写真が揃っているかを確認してください。手元の文章をページへ入れる作業と事業の説明を一から書く作業では負担が違います。操作を覚えたり、分からないことを調べたりする時間も必要です。

方法によって変わる作業は、次のとおりです。WordPress は、文章や画像を編集してサイトを管理するためのソフトです。

方法自分が引き受ける作業
サイト作成サービスデザイン・機能・料金プランを選び、編集画面で文章や写真を入れる
借りたサーバーで WordPress を使う内容の編集に加えて、デザインや追加機能を選び、ソフトウェアの更新とデータの控えを管理する
HTMLやCSSなどのコードから制作ページのコードを書く知識を身につけ、ファイルの公開・修正・管理も行う

初めてでコードの知識がないなら、サイト作成サービスから検討できます。デザインの見本であるテンプレートを選び、文章や写真を自分のものに替えて作る方法があります。たとえば、Studio 公式のテンプレート案内で見本から始める方法を確認できます。

借りたサーバーで WordPress を使う場合は、WordPress 本体、見た目を決める「テーマ」、機能を足す「プラグイン」を新しい版へ更新します。更新に備えて、データの控えを保存するバックアップも管理します。WordPress 公式の更新案内(英語)では、更新前のバックアップを勧めています。自動更新もありますが、設定と失敗時の対応を担当する人は必要です。テーマとプラグインの自動更新の案内(英語)で管理する内容を確認できます。

HTMLやCSSから作る方法は、コードを書く知識と公開後も修正できる担当者が必要です。初めて事業用サイトを用意する方には、画面の操作で編集できる方法を勧めます。

外注しても自分に残る仕事

見積もりにページ制作しか含まれていなければ、原稿や写真の準備は自分に残ります。何を載せるか決まっていない方は、内容を整理するところから相談できる依頼先を選んでください。

原稿作成まで任せる場合も、自分の店や会社の側で掲載内容を決める人は必要です。事業で提供しているサービス、料金、営業日、問い合わせへの対応方法を依頼先へ伝え、出来上がった内容を確認します。

外注しても検索で上位に表示されたり、問い合わせが増えたりするとは限りません。集客も相談したい方は、次の仕事が依頼に含まれるかを確認してください。

  • サイトを見てほしい相手と伝える内容を整理する
  • 検索・広告・SNSなど、訪問者を集める方法を提案する
  • 公開後のアクセスや問い合わせを調べ、改善を提案する

制作と集客支援は、別の契約になる場合があります。制作会社の選び方と見積もりの確認事項では、見積もりに含まれる仕事、受け取るデータ、公開後の更新体制の確かめ方を解説しています。

制作だけ外注して自分で更新する方法

お知らせの追加や料金表の変更を自分でしたいなら制作を相談する時点でその内容を伝えてください。自分で編集できる仕組みと操作の説明まで依頼に含めます。

完成したサイトを受け取る前に、依頼先から操作の説明を受け、自分でログインして希望する変更ができるかを確かめます。文章や写真の差し替えと、新しいページの追加では操作が違うため、直したい内容ごとに確認してください。

WordPress で作る場合は、文章の書き換えとソフトウェアの更新や不具合への対応を分けて担当を決めます。費用は、「制作だけ頼んで自分で更新する場合」と「公開後の更新まで頼む場合」を制作費と継続費の合計で比べてください。自分で更新するための仕組みや操作説明にも費用がかかります。

使うサービスと独自ドメインを誰の名義で契約し、誰が支払うかも確認します。制作の依頼先との契約を終えたあとも、自分が契約を継続して編集できるかを確かめてください。制作に使った写真やデザインを使い続けられる範囲も、契約時に確認します。

方法を選ぶときの比較と相談

自作を検討する方は、WordPress やサイト作成サービスなどの構築方法の比較で、必要な機能・料金・自分で管理する作業を確認できます。公開までに必要な準備は、サイトを作る流れで確認できます。

依頼を考える方は、予算・公開希望日と任せたい仕事をまとめて相談します。原稿や写真の準備が必要ならその作成を含めた見積もりを頼みます。自分で更新したい内容も添えてください。

まだ迷う方は、サイト構築の診断で目的・予算・更新する人から候補を整理できます。