Wix と STUDIO のどちらにするかは、2つの問いで決まります。売る仕組みが要るか、見た目を作り込める人がいるかです。

9種類の構築方法をまたいだ判断軸は、サイトの作り方はどう選ぶ?にあります。

※金額は、各社の公式の料金ページから取得したものです。Wix と STUDIO は、2026年9月10日時点の表記を使っています。改定されるため、契約の前に各社の最新のページをご確認ください。

比べるのは従来のWixと日本のSTUDIO

この記事の Wix は、テンプレートを選んで作る従来の Wix です。Wix 社には「Wix Studio」という上位の製品もありますが、別の製品で料金も作り方も違うため、この記事では比べていません。

STUDIO は、日本の STUDIO 株式会社が運営するノーコードツールです。Wix 社の Wix Studio とは無関係で、読み方が同じなのは偶然です。料金表を開く前にどちらの製品かを確認してください。

売るか・作り込める人がいるかで選ぶ

売る仕組みが要ればWix、見た目を作り込める人がいればSTUDIO、どちらでもなければテンプレートから始める判断の流れを示しています。最後にページ数と独自ドメインを満たすプランを確かめます

先に決める順序を固めます。図の行き先が決まったら、次の2つの表で条件を確かめます。

作り方はテンプレート起点か白紙起点か

比べる点WixSTUDIO
作り始めテンプレートを選んで中身を入れ替えますテンプレートから始める方法と白紙から組む方法があります
テンプレート料金ページには900以上と記載されています(料金ページ)。選んだ後に別のテンプレートへ入れ替えることはできません無料と有料がストアに分かれています。有料はプラン料金とは別の購入です
機能の足し方アプリを追加して予約・販売などを足します標準機能の範囲と API 連携(外部システムと自動で連動させる仕組み)で対応します
公開までに自分がすることアプリの選定とテンプレート内の編集です白紙から組む場合は、レイアウトと余白の設計が自分に残ります
無料で公開したとき無料版には広告が出ます。独自ドメイン接続と広告非表示は有料からです(公式ヘルプ)Free は50ページまで公開できます。バナー表示ありで、非表示は Mini 以上です(公式ヘルプ)。独自ドメイン接続は Mini からです(料金プラン)

Wix は型があるぶん早く、STUDIO は白紙から組む自由がある代わりに設計が利用者に残ります。白紙から組む場合は、パソコン・タブレット・スマートフォンの画面幅ごとの調整も自分で行います。

料金は用途ごとの実用プランで比べる

用途WixSTUDIO
とりあえず公開する無料版(広告あり)Free 0円(50ページまで)。バナーあり
独自ドメインで公開するパーソナル 月1,300円(料金ページ)Mini 年払いで月590円、月払いなら1,290円(料金プラン)
複数ページで運営するパーソナルと同じPersonal 年払いで月1,190円、月払いなら1,720円(料金プラン)。公開できるページ数は150です
売る・予約するスモールビジネス 月2,300円以上(料金ページ)。パーソナルでは支払いの受付はできません対応プランなし。標準のカートと決済はありません
  • Wix は表示が月額ですが、購入時に選んだ利用期間分が一括で請求されます。表示料金に税は含まれていません。独自ドメインが1年間無料の特典は、年額プラン以上の初回購入時のみです(公式ヘルプ)
  • STUDIO の料金ページには税の扱いが書かれていないため、税込・税別のどちらとも断定していません。Mini は2ページと「404」ページで、1枚ものの公開向けです。複数ページの事業サイトでは Personal から見ます(料金プラン)
  • 3年で見た総額は、契約期間と支払い方法で変わります。料金シミュレーションで自分の条件を入れて確かめてください

プラン全体の制限は、Wix の料金と向いているサイトとSTUDIO の料金プランと向いているサイトにまとめています。どちらもサービス紹介の記事で、リンクから紹介料が発生する場合があります。

機能は販売と予約の要否で分かれる

機能WixSTUDIO
ブログ・お知らせ標準機能標準機能
問い合わせフォーム標準機能標準機能
予約受付追加で利用可能。スモールビジネス以上が要ります作り込みが必要
商品の販売・決済標準機能。スモールビジネス以上が要ります作り込みが必要
会員機能追加で利用可能作り込みが必要
多言語対応追加で利用可能作り込みが必要

標準機能とは、追加料金なしで使える意味です。Wix がアプリで後から足す形なのに対し、STUDIO は標準の範囲で使う形です。4段階の定義は、サイトの作り方はどう選ぶ?に出しています。

STUDIO に標準のカートと決済はありません。公式ヘルプは、外部のネットショップの購入ボタンをページへ貼る方法を案内しています(公式ヘルプ)。貼る作業自体はプログラムを書くものではありませんが、商品・決済・注文後の対応は外部ショップ側で用意します。予約と会員の具体的な違いは、予約と会員限定ページの付け方にまとめています。

外部システムと自動で連動させる場合は、STUDIO では API 連携の付くプランを見ることになります。Business は、年払いで月3,980円、月払いなら5,460円で、連携できる数は、1件です(料金プラン)。

移すときはどちらも作り直しになる

作ったサイトを他のサーバーへ移して動かすことは、どちらもできません。Wix の公式ヘルプには、Wix のサーバー上で運用する必要があると書かれています(公式ヘルプ)。STUDIO の公式ヘルプにも、CMS とデザインのデータの書き出し機能は無いと書かれています(公式ヘルプ)。移る可能性が高いなら、ホームページを他のサービスへ移せるかで条件を確認してください。

決めきれないときの動く順序

読み終えたら、必要なページ数と独自ドメインの要否を決めます。販売をするならサイト内決済が必要か外部ショップでよいかを決めます。その後に両社の無料版を触って、該当プランの支払額を比べます。

2つに絞りきれていない場合、そもそも他の構築方法のほうが条件に合っている可能性があります。構築方法の比較で費用と向き不向きを横に見られます。販売が主目的ならネットショップの手数料比較も見てください。WordPress との比較は、WordPress と STUDIO の違いにあります。条件のほうが固まっていない場合は、無料の診断が9つの質問から候補を採点します。